出会い系バーに出入りすることは違法なのか?
出会い系バーに出入りすることは違法か?
最近、ニュースで出会い系バーという言葉を耳にするようになりました。
発端は読売新聞が報じた前川・前文科次官のスキャンダル。
辞任の前川・前文科次官、出会い系バーに出入り
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170521-00050148-yom-soci前川喜平・前次官(62)が在職中、売春や援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者への取材でわかった。
教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ。
出会い系サイトなら知っているが、出会い系バーという言葉は初めて聞きました。
はたして出会い系バーとは何なのか?利用することは不適切な行動に当たるのか?
出会い系バーって相席屋と違うの?
出会いのあるバー(飲み屋)で最初にイメージしたのが相席屋のようなお店である。
▶相席屋
バーというより居酒屋ですね。
東京の新宿にあるEVEならもっとバーに近い感じでしょうか。
▶新宿EVE
しかしどちらも「売春や援助交際の交渉の場になっている」という内容からは外れてしまいます。
自分も何度か利用したことがありますが、買春の交渉の場になっていることはなく、ふつうの『合コン』に近いイメージのものです。
これらと違う出会い系バーとは何なのか?!
『バー』という言葉が付いているから分かりづらかったのですが、出会い系バーとは一般的に出会い喫茶と呼ばれているお店の事を指しているようです。
出会い系バーってどんな仕組み?
出会い系バー、いわゆる出会い喫茶はどんなシステムなのか簡単に説明してみます。
男性は入場料を払ってお店に入ります。
男女で部屋が別れていて、男性はマジックミラー越しに女性の部屋を除くことが出来ます。
男性は気に入った女性を見つけたらスタッフに声をかけます。
スタッフがその女の子に声をかけ、個室で二人きりになることができます。
ここで気が合えば「お店の外に出てデート」ということになるのですが、行われるのは普通のデートではなく援助交際です。
個室で行われるのは援助交際の条件(金額)の確認です。
出会い喫茶を利用している女性の100%が援交目的と思っても良いでしょう。
男性もそれを分かった上で利用しています。
まさに「売春や援助交際の交渉の場になっている」に合致しているお店です。
ちなみに女性は入場料無料で、飲食もタダでできます。
▶「出会いカフェ」とは「売春斡旋所」 「一回2万円が相場」と女性たち
ちなみに前川・前文科次官が通っていたと噂されている出会いカフェは歌舞伎町のラブオンザビーチというところ。
▶恋活BARラブオンザビーチ
恋活という名前になっていますが、実際はナンパバーとなっているようです。
出会い喫茶と違ってマジックミラー越しに女性を選ぶシステムではありませんが、直接女の子に話すことは出来ず、やはりスタッフを経由することになります。
そこから交渉→外出という流れは変わりません。
出会い系バーは違法なのか?
さて、今回の前川・前文科次官のニュースですが、「不適切な行動」と書かれているだけで法を犯したとは報じられていません。
果たして違法行為を行っていたのでしょうか?
まず出会い系バーに出入りする行為、これは当然ながら違法にはなりません。
問題があるのはやはり援助交際、つまり買春のほうでしょう。
売買春は個人間であっても違法になります。
ただし罰則はありません!!
違法だけど罰則がないから捕まらないというのが個人間の買春です。
前川・前文科次官が売春行為を行ったかどうかは定かではありませんが、複数回出入りを目撃されていることからこのようなお店で一度も買春がなかったとは考えにくいでしょう
では、この行為(買春)が不適切な行動かどうかについて考えてみます。
とは言ってみたものの適切かどうかは具体的な指標がなく、判断は人によって異なるためなんとも言えません。。。
しかし、この行為が不適切と判断されると、お役人さんはソープに行くことが出来なくなってしまいますね。
ソープはヘルスとは異なり、出会い系バーと同じ個人間の買春行為になります。
「お役人がソープに行くなんてけしからん!」という意見が一般的なら、「出会いバーの出入りは不適切」に該当すると言えますが・・・